仕事探しは転職サイトより人脈?

中高年の転職は人脈(コネ)で決まることが多い

求人広告の年齢制限を見ると、35歳前後を境に求人がグッと減るのがわかるでしょう。それを過ぎた中高年が新聞や就職雑誌で、すぐに希望通りの職種や条件の求人を見つけるのは困難です。ここでは若い人が断然有利。ただし、中高年には、若者にないキャリアがあります。そして、それにふさわしい人脈が・・。

この人脈をフル活用して、仕事を探すのが一番早道。人脈の活かし方は次の3つです。

①知り合いに就職情報を教えてもらったり、相談に乗ってもらったりする

②知り合いが経営したり、勤務している会社に雇ってもらったり,紹介してもらったりする

③仕事関係の人脈を持っていることを面接のときにアピールする

 

人脈を広げるコツは、どんな仕事にも誠実に対応し、どんな場にも積極的に出ること

「仕事は人脈づくりで決まる」と言われるほど、ビジネスに人脈づくりは欠かせません。転職の際も同様です。いろいろな場に顔を出し、知り合いを増やしておくこと。同業者、取引先、学生時代の恩師など、日ごろから密接な関係を保っていれば、いざというとき協力してくれる可能性があります。

ただし、たとえ親類や友人でも、単に親しいからといって、会社を紹介してくれるものではありません。これまでのつき合いの中で、「紹介しても、間違いない」と認められていることが条件です。取引先など、仕事関係者ならなおさらです。相手は、日ごろの誠実な仕事ぶりに接して、初めて「うちで雇おう」「紹介してあげよう」という気持ちになることを忘れてはいけません。

 

③やっぱり、転職サイト、転職エージェントも重要

このご時世、ネットで求人を探さない人はいないでしょう。その時に最大の味方が、転職サイトです。また、転職サイトを経営している会社は転職エージェントもやっていますので、非公開求人が見たければこちらを利用する方が良いです。

どちらを使うにせよ、コネのない若者にしてみたら、「頼れるのは転職サイト・転職エージェントだけ!頼む!」という気持ちでしょうから、上手に活用したいものです。

どこの転職サイトがおすすめかと言うと、王道はリクナビNEXTやDODAといったところになると思いますが、その辺はこのサイト=「転職サイトのおすすめ」が参考になるかもしれません。一度覗いてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

勝つ!!転職・再就職―再出発の手引き

 

面接試験のコツ:ハンデは自主申告

再就職先の会社を探し履歴書を出し、いよいよ「面接」ということになると、少し憂うつになりましょう。多くの人々はどなたにも過去の人生でのマイナス事項があるからです。

つまり、

(あ、再就職、とか、難しいかな。自分の転社はこれで五回目だ。うち2回は三カ月ぐらいで辞めたっけ)

(前の会社で2日ほど無断欠勤して懲戒処分を受けたことがある。どうしようか)

と思い患う人もいるでしょう。

こうしたマイナス事項を持って面接会場へ行きますと、なんとなく表情が暗くなるものです。

(ひょっとしてコイツ、とんでもない悪人ではないか……)

などと、受験企業のトップに思われたら、これはもう合格はありません。

ではどうしたらいいか?

私はむしろ「ハンデは先に申告すること」を提案します。つまり、相手方に質問される前に自分の方から切り出して告白してしまうということです。例えば,

「実は、私、気が短い人でして繭の会社では上司とケンカして飛び出しました。今は反省しして、もうケンカはしないだけの忍耐心を育てました」

とか

「私は,この若さですのに、もう五回も会社を変わりました。本当に恥ずかしい話です。御社へ入れて頂けたら、必ず10年以上は頑張り実績を挙げます!」

と、初めに言ってしまう手です。

このやり方ですと、諺の”捨てる神あれば拾う神あり”ということで、三社に1社ぐらいのトップは、「正直でいいぞ!」という気分になるものです。

人が、自分のハンデに関し素っ裸になって告白する姿は美しいものです。社長だ、部長だ、と今は威張っておりましても、実は皆な人の子です。ご自身の過去にも幾つかのマイナス体験はしているわけです。

そうした人心の機微の分るトップなら、正直な告白振りに好感し合格させるでしょう。

今の面接で多い形は「相手の欠点を衝き、それに対する反応を見る」というパターンです。

つまり、あなたの履歴書を見て、

「なんだ、随分、転職歴が多いな! キミは我慢を知らんな!!」

「前の会社、1年で辞めたなんて腰の軽いヤツやなあ!」

と鋭く批判して来るのです。その批判にオドオドとうつむいてしまったらいけません。堂々と反論するわけです。

ですから、どうせ批判されるなら初めから「言ってみよう」ということです。

ひとつ、この方法も検討して下さい。

 

「かしこい転職、上手な離職 – 転職探し87のポイント」本多信一著 総合法令

内定獲得には「トシの数の受験」を覚悟

二、三社でへこたれるな

会社を受験するという行 は非常なエネルギーを要するものです。1-2社受けただけでドッと疲れてしまいます。

面接まで行き、精魂を尽してみたのに不合格となれば、もうフラフラと半病人のようになってしまう人もいます。

とくに30歳前後の方々は、高卒にせよ大卒にせよ、就職にそう苦労した体験がないのが普通ですから、疲労感も大きいわけです。

「もう、私は就職は諦めました。6社に履歴書を出し、うち4社に面接機会を与えられたのですが、結果は不合格でした。どうも、私は会社向きのタイプではないようです……」。

ゲッソリとした顔で訪れて来た、二九歳のK君のことを思い出します。彼は、大卒後、5年ほど鉄綱メーカーに勤務、会社の業績が

低下し先行きに希望のないため、自主的に辞めて浪人となったわけです。それから半年間ほど, ヨーロッパ旅行をしたりして気分一新、さぁ働くぞ、という気になって再就職行動を始めたのでした。ですが、3カ月間に面接を受けること4度,いずれも失敗したので失望しているわけです。そんな彼に対して、

「あなた、29歳でしょう? としたら、二九社ぐらいに応募しないと、就職先は見つからぬものですよ。でも、29社ぐらいの訪問はそう難しくありません。50歳なら50社目に決まるのだ、という決心で探し回らなくてはいけないんですものね……」、私は、厳しくそう申し渡しました。

「ええっ!? あと25社もですかぁ……」K君、ゲッソリしていましたっけ。
しかし、これは仕方がないのです。多くの人々が転職を考え実行しています。今は様々な理由から転職時代なのであり、一人の採用に50人、100人が押掛けましょう。となると、数でこなしてチャンスを待つ、よりないわけですから。

「ですからね。あまり心理的負担を持たぬように、自分は今、会社研究をしている、とお考え下さい。自分の受けようとする会社について徹底的に調べて、相手の会社に行ったらトップや人事マンの人材度を調べる気持になってご覧なさい。こんなチャンスでもないと、会社の内部は見られないんですよ」

「なるほど……」

「それからね、もし、あなたが営業マンなら、断られても断られても、一日50社、100社と訪問して回るわけです。今のあなたは自分を売るセールスマン”と同じでしょう? だったらもっとセールスマンシップを持たなくてはなりませんよ」。

「つまりね、あなたの表情にはどうしても入社したいという気迫が出てないんです。セールスマンが,ウチの商品って無用のものですがいかがでしょうか、って言うのは妙でしょう? 有用だから購入を、と説得しなくてはなりませんよね。まず、面接まで行った場合は絶対に入るんだという決心でキリリとした表情をしてみることです」

といった具合に、私はビシビシと注文を付けました。

結果ですか? むろん、再就職は決まりました。それから1カ月後、100社目に。

 

 

「かしこい転職、上手な離職 – 転職探し87のポイント」本多信一著 総合法令