月別: 9月 2018

自己PRでは何を言うべきか?

現代は「自己PR」の時代なのでしょうか。面接試験では「ひとつ五分間以内であなたの自己PRを」と要求されることが当たり前になりました。大学生を採用する新卒試験では必ずこの質問が放たれますから。

中途採用者の皆さんにも同じパターンが繰り返されるわけです。採用者側の面接スタッフは、新卒者であれ中途採用者であれ、変わらないのですから。

大学生であれば自己PRの内容も成績や得意学科、クラブ歴、性格などでかまわないわけですが、30才前後の社会人としてのキャリアの持主ですと、これでは困ります。

(この人も、学校を出てから相当の期間が経つわけだから、前の会社やそれ以前の会社で多少の実績はあるかも!? )

そう人事マンたちは考えて,この質問の矢を放つわけです。

なのに、「はあ、私は性格の明るさでは誰れにも負けませんで、学校時代はいつも人気者、タレント扱いされょした。とにかくその明るさたるや太陽並みの男、と言われてます!」というような性格問題の自己PRに終始しますと、相手方の失笑を買うでしょう。

ですから、中途採用者の自己PRは、仕事についても触れるようにして下さい。

「前の会社では営業を担当しましたが、同期の中では一応トップでして、社長賞を頂いたことがございます」

とか

「私の担当したデザインが、なかなか評判がよくてグッド·デザイン賞を受けました。むろん、チームプレーの成果であり、私一人の腕ではありませんが……」

「総務課員としてQCを担当し、工場の生産改善について成果を挙げました」

などという形の自己PRができたら、とてもよろしいわけです。なお、このような具体的な内容になりますと、それを証明するものが何か欲しいところです。社内報でも表彰状でも、自分
の実績を証明する何かを付けることができたら、これはベストでしょう。

しかし、30歳前後でこのようなハッキリと口にできる実績を持つ人はそうはいないでしょう。むろん、単に性格、趣味だけの自己PRでは物足らぬとすれば、どのように自分をアピールすればいいのでしょうか。これは、

「私は頑張り屋として定評がありました。前の会社では定められた休日以外、休んだことがありません」

「私はまだ若造ですので大した営業実績は挙げていません。ただ、自分で一日50軒訪問のノルマを決めてから、それをひたすら続けて来たことは誇ってもよいと存じます」

「総務の仕事は自分の個人実績につながりにくいわけですが、私しとしては真剣にやって参りました。私は社内の提案制度に三回ほどアイデアを提案し採用されました。」

「経理ウーマンとしての私の自慢は,担当した決算書づくりで、数字上のミスを一度も仕出かさなかったことです……」

というような表現でしょう。これらの回答でも、聞く側は魅力を感ずるものです。

このように仕事がらみの自己PRを口にしてから、趣味、特技、人付き合い、等々について語ればよろしいでしょう。

 

なお、この自己PRについて、もう一つ、私の考えることは「個人の性格差」です。

外向型の性格を持つ人は、この自己PRについていささかオーバーな表現をしてしまうものですし、内向型は「控え目」に過ぎます。

つまり,外向型の人は「私は,何をやらせてもトップでした」、「会社を背負って働き抜きました!」というようなニュアンスで自己を語ってしまいます。

これはおかしいですね。そんなヤリ手がなぜ辞めた、と反発されること必至です。

一方、内向型の人は、「さあ、私にはどこといってPRできるものはありません、式の答え方になりますけれど、これもおかしなものです。そんなダメな奴がなぜウチの会社へ入りたがるのか、って言われますから。

ですから、自己PRに際して「外向型は少し控え目にせよ。内向型はもう少し強気で行け!」ということになるわけです。

私なども、この控え目一方の内向型人間でしょうか。今でも自分のPRを口にすることは全くないんです。つまり、自分が40冊余の本を書いたこと、講演などもかなり上手にやれていること、数多くの相談体験があること などの一応の実績らしきものを、友人に言ったことがないのです。

そんなわけで,昔からの友人は会う度に「頑張れよ! あと10年もすればおマエも本の一冊ぐらい書けるから」と励ましてくれます。「うん、頑張ります」と答えるわけですが、なんかヘンですよね。ですから内向型の人はもう少し積極的になる方がよいようです。

 

「かしこい転職、上手な離職 – 転職探し87のポイント」本多信一著 総合法令

転職の面接の質問

 

外資系企業への転職を成功させるレジュメの書き方

外資系には中途採用に意欲的な企業が多い

今後の転職を考えていく上で、外資系企業の存在は欠かせない。

外資系企業の大きな特徴とは、いうまでもなく「実力主義」である。終身雇用制や年功序列が前提であった日本の企業では、個々人の実力よりも「組織力」が重視される傾向が強かったが、日本企業でも今後はこの実力主義がより定着していくことは間違いない。

実力主義を念頭に置いているだけあって、外資系にはもともと中途採用に意欲的な企業が多い。社員のスキルアップや専門性の強化に熱心である点も特筆できる。

たとえ応募者が年齢的に若くても、職務内容は古参社員と平等に評価の対象となる。実績を挙げれば,それに見合った仕事をどんどん任されるし、報酬面でも厚遇される。本人の努力次第、実力次第でよくも悪くもシビアに評価されるのが外資系企業の大きな特徴なのだ。

ただし、「外資系企業」にもタイプが二つあることを知っておく必要がある。1つは、古くから日本で活動している企業で、「外資系」とはいえ外国資本の出資比率が低く、体質的にはなんら日本企業と変わらないところもある。もう一つは、ドイツテレコムやセントラルスペインアメリカ銀行などに代表される近年進出してきた企業である。

同じ「外資系」でも個々の企業の実態はさまざま

あなたの実力を買ってくれる外資系企業を選ぶには、次のような点に着目することだ。

①企業研究はじっくりと

ひとことで「外資系企業」と呼んでいるが、個々の企業の実態は実にさまざまだ。親会社がどこの国にあるか、親会社の資本構成はどうなっているかなど、企業の特性を形づくる要素もいろいろある。

応募する企業をよく知ることは、転職を成功させる鉄則である。そのためには企業研究にじっくり取り組むことだ。

例えば外資系企業総覧」(東洋経済新報社)などの書籍にあたって、日本でのシェアを本国や諸外国のものと比較してみる。社員1人当たりの売上高を出せば、社員の実力を測れる。

②企業の実態に積極的に迫る

応募する企業のリアルな実態を知るには、実際にその企業に勤務する社員に会って話を聞いてみるのが一番である。こうした「積極性」も外資系企業が人材を評価するポイントの一つなのである。

組織はフラットで実力がつく環境か、キャリアを培うため、配属先に自分の希望が通りやすいか、社員が専門知識や技術の取得に熱心かどうか、などが聞いておきたいポイント。

③企業や業界の最新情報をつかむ

外資系企業にとって、合併や買収などの動きは珍しいことではない。M&Aなども日常茶飯事といえる。

志望する業界のトレンドについては、経済紙·誌などで常にチェックする必要がある。金融ビッグバンで海外の金融機関が進出したり、放送業界の規制緩和が外資系衛星放送局の参入につながったりと,経済界の動向に関するデイリーニュースにも関心を払う必要がある。本社の動きについては、インターネットのホームページでつかむことができる。

 

英文履歴書は履歴書プラス職務経歴書

外資系企業には、実力主義を重んじているところが多い。こうした企業を志望する上で、あなたの「実力」を証明する書類ともいえる履歴書の持つ意義は非常に大きいのだ。

企業によっては,「英文履歴書(レジュメ)」の提出が要求されることもある。英文履歴書は、日本でいうところの履歴書と職務経歴書の性格を兼ね備えたような書類である。

用紙は、A4またはB5の無地のものを使う。タイプライターで書くことが原則といわれるが、ワープロやパソコンを用いても問題ない。レイアウトなどにも気を配り、視覚にも訴える書類をつくる、という点は日本語の職務経歴書を書くのと同じ要領である。

主な記入項目と注意点は意外とシンプルだ。日本語による履歴書や職務経歴書と比べるとずいぶん簡単なように見えるが、実際に書いてみると、内容は思ったより分量が多いことが分かるはずだ。

職務経歴書の書き方についてはこのサイトが非常によくまとまっている。会話区長の文章も読みやすく頭に入ってきやすいのではないかと思う。参考にされたい。

【転職マニア解説】職務経歴書の書き方(書き方例、フォーマットあり)

 

 

 

「必ず成功する 履歴書・職務経歴書の書き方・見せ方」日本実業出版社著