外資系には中途採用に意欲的な企業が多い

今後の転職を考えていく上で、外資系企業の存在は欠かせない。

外資系企業の大きな特徴とは、いうまでもなく「実力主義」である。終身雇用制や年功序列が前提であった日本の企業では、個々人の実力よりも「組織力」が重視される傾向が強かったが、日本企業でも今後はこの実力主義がより定着していくことは間違いない。

実力主義を念頭に置いているだけあって、外資系にはもともと中途採用に意欲的な企業が多い。社員のスキルアップや専門性の強化に熱心である点も特筆できる。

たとえ応募者が年齢的に若くても、職務内容は古参社員と平等に評価の対象となる。実績を挙げれば,それに見合った仕事をどんどん任されるし、報酬面でも厚遇される。本人の努力次第、実力次第でよくも悪くもシビアに評価されるのが外資系企業の大きな特徴なのだ。

ただし、「外資系企業」にもタイプが二つあることを知っておく必要がある。1つは、古くから日本で活動している企業で、「外資系」とはいえ外国資本の出資比率が低く、体質的にはなんら日本企業と変わらないところもある。もう一つは、ドイツテレコムやセントラルスペインアメリカ銀行などに代表される近年進出してきた企業である。

同じ「外資系」でも個々の企業の実態はさまざま

あなたの実力を買ってくれる外資系企業を選ぶには、次のような点に着目することだ。

①企業研究はじっくりと

ひとことで「外資系企業」と呼んでいるが、個々の企業の実態は実にさまざまだ。親会社がどこの国にあるか、親会社の資本構成はどうなっているかなど、企業の特性を形づくる要素もいろいろある。

応募する企業をよく知ることは、転職を成功させる鉄則である。そのためには企業研究にじっくり取り組むことだ。

例えば外資系企業総覧」(東洋経済新報社)などの書籍にあたって、日本でのシェアを本国や諸外国のものと比較してみる。社員1人当たりの売上高を出せば、社員の実力を測れる。

②企業の実態に積極的に迫る

応募する企業のリアルな実態を知るには、実際にその企業に勤務する社員に会って話を聞いてみるのが一番である。こうした「積極性」も外資系企業が人材を評価するポイントの一つなのである。

組織はフラットで実力がつく環境か、キャリアを培うため、配属先に自分の希望が通りやすいか、社員が専門知識や技術の取得に熱心かどうか、などが聞いておきたいポイント。

③企業や業界の最新情報をつかむ

外資系企業にとって、合併や買収などの動きは珍しいことではない。M&Aなども日常茶飯事といえる。

志望する業界のトレンドについては、経済紙·誌などで常にチェックする必要がある。金融ビッグバンで海外の金融機関が進出したり、放送業界の規制緩和が外資系衛星放送局の参入につながったりと,経済界の動向に関するデイリーニュースにも関心を払う必要がある。本社の動きについては、インターネットのホームページでつかむことができる。

 

英文履歴書は履歴書プラス職務経歴書

外資系企業には、実力主義を重んじているところが多い。こうした企業を志望する上で、あなたの「実力」を証明する書類ともいえる履歴書の持つ意義は非常に大きいのだ。

企業によっては,「英文履歴書(レジュメ)」の提出が要求されることもある。英文履歴書は、日本でいうところの履歴書と職務経歴書の性格を兼ね備えたような書類である。

用紙は、A4またはB5の無地のものを使う。タイプライターで書くことが原則といわれるが、ワープロやパソコンを用いても問題ない。レイアウトなどにも気を配り、視覚にも訴える書類をつくる、という点は日本語の職務経歴書を書くのと同じ要領である。

主な記入項目と注意点は意外とシンプルだ。日本語による履歴書や職務経歴書と比べるとずいぶん簡単なように見えるが、実際に書いてみると、内容は思ったより分量が多いことが分かるはずだ。

職務経歴書の書き方についてはこのサイトが非常によくまとまっている。会話区長の文章も読みやすく頭に入ってきやすいのではないかと思う。参考にされたい。

【転職マニア解説】職務経歴書の書き方(書き方例、フォーマットあり)

 

 

 

「必ず成功する 履歴書・職務経歴書の書き方・見せ方」日本実業出版社著